タカラトミーアーツのホビーブランド「NEXTA」。ミクロマンアーツで『艦隊これくしょん-艦これ-』や『ラブライブ!』を発表するなど注目の動きを見せていますが、先日そのHPが更新、新発表も行われました。
以前からイベント等で展示されていた「メガドライブ メガトロン」の変形が分かる画像が追加されたり、SRDX Plusの情報が新発表されたり。
フィギュアファン的に見逃せないのがSRDX PLUS。その詳報をチェックしてみましょう。
SRDX Plus グリザイアの果実 周防天音
タカラトミーアーツの前身、ユージンから発売されていたSRDX。これはSRというカプセルフィギュアの関連シリーズという位置づけでした。元々はSR用に作ったもののカプセルに入りきらない大きさのフィギュアになってしまったので、それを販売するために単品でブリスターBOXに入れて売ったのが始まりという逸話があります。
13センチくらいの大きさで1,500円程度から、ブリスター入りのPVC製塗装済完成品フィギュアで、その当時のクオリティや価格などが暴走気味だったカプセルフィギュアですら出来ないような大きさだったりギミックだったりネタ選択だったりするようなラインナップが並んでいました。現在のPVC美少女フィギュアの源流のひとつとなった、フィギュア史的に非常に重要なシリーズです。
カプセルフィギュアがコストや販売個数などの問題でだんだん様変わりしていくうちに、SRDXもいつしかでなくなっていたのですが、それがついにSRDX Plusとして復活! 第一弾として『グリザイアの果実』の周防天音が発表されました。
アニメ化も発表されている美少女ゲーム、 ポーズはキャラクターデザインのフミオ氏の描き下ろしで、はなっからいろいろ全開というのも実にSRDXらしい選択になっています。
原型はFIELDの佐藤好人氏。いまだに伝説となっている「SRヴァンパイアシリーズ」など、SRやSRDXで数々の傑作フィギュアを生み出してきた、ブランドの顔とも言える原型師です。彩色は、数々のフィギュアを手がけてきた奇天烈堂の菅原瑞生氏が担当、万全の体制でスタートしています。
フィギュアは全高約24センチとほぼ1/6スケールで価格も12,000円+税と、SRDXとは違う方向、高価格ながら大きなスケールでハイクオリティという方向に進んでいます。これは現在の市場の状況に合わせての展開、どのような仕上がりとなるか今後どのようなラインナップになるかも含めて楽しみなところ。
第二弾として同じく『グリザイアの果実』から松嶋みちるの企画も進行中とのこと。
タカラトミーアーツのホビージャンルへの本格的な再参戦は、ミクロマンアーツやSRDX Plusなどの美少女フィギュア系やMEGADRIVE MEGATRONや VIDEO GAME ROBOTICS HDなど様々なジャンルで展開し、挑戦的な試みも多数行われています。今後の動向は要注目です!
[colored_box color= yellow]SRDX Plus グリザイアの果実 周防天音ノンスケールフィギュア:全高約24センチ
原型:佐藤好人(FIELD)
彩色:菅原瑞生(奇天烈堂)
発売元:タカラトミーアーツ
価格:12,000円+税
2014年9月下旬発売予定[/colored_box]
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