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【30周年記念展「ALL OF EVANGELION」】設定、セル、原画、イメージボードなど2次元資料を中心にした展覧会

2026年1月12日まで、東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)で現在開催中の30周年記念展「ALL OF EVANGELION」。『新世紀エヴァンゲリオン』の放送30周年を記念したイベントのひとつですが、このイベントならではの大きな特徴が、展示されているのが基本的に実際の制作で使われた作画関係のもの中心ということ。設定やイメージボード、原画、セルといった描かれたものが並び、そういったジャンルのもの中心に特化しているのです(一部音声や動画もあり)。ひたすら平面で表現された絵が並ぶというこれまでなかったような会場風景になっているのです。ということで全体の雰囲気をレポートしていきましょう!

2次元資料に特化したイベントとは書きましたが、会場入ってすぐのところには初号機のフィギュアをを配したオブジェクトが。

本会場に入る前の通路部分に「序章 胎動」と題して設定の複製が並べられていました。

本会場は基本的に黒バックに各種資料が展示される形。「第1章 始動」と題したコーナーは30年前のテレビアニメで使用されたセルが各話別で展示されています。通常の画角のものから大判セルまで約270点、各話のハイライトシーンが並んでいます。セルの状態はかなり良好。保存状態によっては薄くなることが多いトレス線もハッキリ残っていて、キレイな状態のものが多くありました。一方で経年変化による変化を見せているセルの展示も。

続く「第2章 鳴動」は画コンテや予告映像の総集編、さらにオーディション音声の一部も流されています。

「第3章 躍動」では『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の原画やレイアウトを数多く展示。この作品の製作時期にはセルは使われなくなっているのでこういった構成になっています。さらにデジタルで製作された3DCGによる「戦艦AAAヴンダー」の特別ホログラムの展示も。

最後のブロックの「第4章 結実、そして新たな鼓動」は、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』に関しての展示。イメージボードや設定資料、原画などが並べられています。

出口前にはミュージアムショップも。描き下ろしイラストを使ったものや原画を使ったものなどさまざまなものが並んでいますが、中でも『ALL OF EVANGELION』 公式図録(4,620円/税込)は必携! 本文272ページのなかに、今回の展示で使われていた数多くの画像や資料が収録されています。

会場に隣接する「THE SUN & THE MOON(Cafe)」では各種コラボメニューも展開中!

これまでもさまざまな『エヴァ』関係の展示は行われてきましたが、ここまで作品としてのいちばん核になる部分を抽出して並べて一挙に見ることが出来るという機会はなかなかありません。お見逃しのないように!

30周年記念展「ALL OF EVANGELION」

会 場:東京シティビュー(六本木ヒルズ森タワー52階)
会 期:2025年11月14日(金)~2026年1月12日(月・祝)
開館時間:10:00~22:00(最終入館21:00)
料金:一般 2400円 / 高校・大学生 1700円 / 4歳~中学生 1100円 / 65歳以上 2100円
主 催:東京シティビュー
企 画:朝日新聞社、ムービック・プロモートサービス、ムービック
特別協力:カラー、アニメ特撮アーカイブ機構(ATAC)、グラウンドワークス:
協賛:ぴあ
後援:TOKYO FM

©カラー/Project Eva.
©カラー/EVA 製作委員会
©カラー

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