現在、池袋サンシャインシティの地下1階噴水広場で「香港ミニチュア展」が開催中です。これは香港の作家さんたちがさまざまなスケールで「香港」の町並みや行事を再現した作品を三十数点集めて展示しているというもの。10月23日まで開催中で入場料等はありません。詳細はこちら→http://www.sunshinecity.co.jp/event/e540.html
もともと香港好きですし、ホビー的にも興味深いので行ってきました。
ジオラマ的なスケールのものもありますが、一番多いサイズは1/12スケール、つまりはfigmaと同スケールくらい。以前海洋堂やリーメントのミニチュア食品サンプルなどが日本でも人気が出て、いろんな物が登場した時期がありました。香港でも日本以上に人気が高く、日本からの輸入品とは別に香港オリジナルでいろんな物が登場しています。よく見かけたのは香港の60年代~80年代くらいをネタにしたミニチュア類。このミニチュア展示もその人気と無関係ではないはずで、その年代を再現した物が多くありました。
いくつか特に気になったものをピックアップしてみましょう。
香港の涼茶店。街角にある漢方茶や亀ゼリーの店です。ちょっと面白かったのがテレビがあってちゃんと香港の番組をながしてたこと。その中に「無敵鐵金剛」こと「マジンガーZ」の映像も。
長洲島の饅頭祭をテーマにしたもの。使っている人物はピンキーストリートのものそのまま。
雑誌や新聞などを売っているスタンド。香港の書店には書籍中心で雑誌はほとんどありません。雑誌はこういったスタンドで買うのが中心です。で、この雑誌や新聞は本当にあるものを1/12スケールにしたもの。リヴァイが表紙のアニメ雑誌や香港版のホビージャパンもあります。現在も本当にこんな雰囲気のスタンドがあちらこちらにあります。脇にある子供向けのシールも古いのは色あせていたり芸が細かいことになっています。余談ですが、このアニメ雑誌「ACG ZONE EX」はこの5月に休刊しました。
ある意味いちばんおおっとなったのがこのおもちゃ屋。置いてあるものは日本のキャラクターやおもちゃが多めですが、その再現度が細かい!解説文にあるように、作者のコレクションをミニチュアにしたものだとか。figmaの泉こなたとか手前に置いて撮影するとネタに出来そう(笑)。
昔の知らない時代の香港だったり、今でも街角に残っている風景だったり、見てるだけでも香港気分に浸れるこの展示、ホビーファンにもお勧めです。
で、これを良いキッカケにして、この5月に行った香港取材ネタもぼちぼちと上げていくつもりです。