ファット・カンパニーがりゅんりゅん亭の遠那かんし氏と共同開発した、デフォルメ可動フィギュアシリーズ「パルフォム」。先月、『艦隊これくしょん-艦これ-』から村雨改二のレビューをお送りしましたが、今回はちょうど発売されたばかりの百姫の製品サンプルをチェック! 可動フィギュアを得意とするホビー系ライターTAC☆氏のレビューでお送りします!
百姫はWiiからPS Vitaにも移植されたアクションゲーム『朧村正』の主人公の一人。もとはしとやかな姫君ですが、剣豪「飯綱陣九朗」の魂に身体を乗っ取られ、妖刀を求める旅に出ることとなります。
フィギュアとしても非常に人気の高いモチーフ、キャラクターで、これまでもスケールフィギュアが各メーカーから発売され、最初のゲーム発売から8年経つ現在でもフィギュア新作がコンスタントに出続けているという希有な作品なのです。ですが可動フィギュアとしてはこのパルフォムが初! 気持ちいいアクションがキモのゲームだけに、待望の登場となります。
ミニ丈の着物から伸びる脚はゲーム中でも目を惹くところでしたが、パルフォムの大きな特徴である遠那かんし氏独特のデフォルメで、一段とセクシーなメリハリになっていますよ。
細かく造形された花の髪飾りに艶やかな塗装の振袖と無骨な鎧のコントラストも、キャラクターデザインの魅力がみごとに立体に反映されています。
顔パーツは3種類。通常顔は、目線方向から見ると淡い笑みを浮かべて見えるのですが、このようにアングルを変えると立体的な唇の造形により、また違った味わいの表情となります。
そして、もとの百姫をイメージした、悲しげに目を閉じた表情となります。なお、この写真ではヒジ関節をちょっと引き出してポーズを付けています。こんな感じでちょっとだけ関節を伸ばすという工夫で、イメージ通りのポーズを決めやすくなるのです。
ゲーム中のアクション再現に欠かせない刀は、ゲーム中の分類に合わせ太刀と大太刀の2タイプが付属しています。こちらが大ぶりの大太刀。
こちらがやや小ぶりの太刀。ポーズのイメージや、飾り方に合わせて使い分けることができます。
劇中にはありませんが、二刀を構えたアクションなども楽しめますよ。
さらに大太刀は、彫刻を施した鞘に収めることができます。鞘を支える左手首は、ダボ付きの専用のもの。
画面全体の敵にダメージを与える特殊攻撃、居合斬りのポーズもこの通り。
OPデモなどで印象的なイラストのポーズを再現してみたり……!
着物の振袖は付け根と中央が可動。肩鎧はボールジョイント、髪は可動ジョイントでそれぞれ可動。なびく様子により、アクションをダイナミックに演出できます。
また、目を閉じた表情に合わせ、着物の襟元を交換して鎧を外せば元の百姫の着物姿となります。
この状態、じつは肩鎧のボールジョイントが腕に残ってしまうのですが(上の写真では右上腕、2つ上の写真では左上腕にちょっと見える出っ張りです)、上腕パーツを後ろに回せば目立たなくすることができますよ。
そして、ちょうどサンプルが届いた直後に温泉旅行にいく予定があったもので、旅先での屋外撮影もしてみました!
ロケ地は鬼怒川・龍王峡。ゲームの純和風な世界観に、山中の深い緑や渓流の風景がばっちりマッチしてくれました。
和風といえば、こちらはパルフォムシリーズと同じくPhat!から発売中の「ねんどろいどプレイセット 和室」。付属の小物も、ゲーム中の食事のシチュエーションにピッタリです。
着物美少女の可動フィギュア自体がけっこう貴重なので、シチュエーションの凝りがいがありますね。
パルフォム 百姫は6月26日に出荷されました! 原作ゲームのファンも未プレイの人もぜひ楽しんでください!
[colored_box color= yellow]パルフォム 百姫『朧村正』
ノンスケール可動フィギュア:全高約14センチ
原型:遠那かんし(りゅんりゅん亭)
彩色:SCRATCH MODELIST
発売元:Phat!
販売元:グッドスマイルカンパニー
価格:6,000円 +税
2017年6月発売
※写真は製品サンプルです[/colored_box]
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