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吾妻ひでおの『ななこSOS』がフィギュアで登場!

40代後半以上の古手のマニアだと、漫画家で「あずま」といえば「あずまきよひこ」ではなく「吾妻ひでお」というのが基本(断言)。70年代後半から80年代のそちら界隈へ与えた影響力というのは巨大なモノで、ロリコンだったりSFだったりナンセンスだったり同人誌だったり、このあたりは論じた本や文章もいろいろあるので調べてみてください。間違いなくそれ以降に続くオタク的なものの源流の一つです。

その吾妻ひでおの代表作のひとつと言えるのが『ななこSOS』。当時のマニア間での人気の高さは相当なモノで、主人公ななこもカリスマ的な人気がありました。TVアニメ化も一応はされていますが、ファンが望んだモノとはいろいろ違っていたような気がします。で、その『ななこSOS』のななこのフィギュア(もちろん原作版)がリリースされます!

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カラーリングは黒のセーラー服と青のセーラー服の2種が同時にリリース! アニメ版では上は白のセーラー服になっていましたが、原作で寄りなじみが深いカラーリングとなります。

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リリースによればブラックver.はACT.28「時間流の中で」の扉絵を再現とのこと。漫画本編ではセーラー服はベタで塗られていたことも多いのでそれはそれでしっくりくる色。

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ブルーver.は「♥ななこの7つの超能力♥」というカラー解説記事を再現したもの。青のセーラー服はカラー扉でもたびたび描かれていた色です。

『ななこSOS』が人気だった頃は美少女フィギュアはまだまだの時代。現在に至るまで完成品フィギュアとしてはほとんど出ていません(意外なことに比較的最近他メーカーからも発表されていたりしますが)。このななこのPVC製完成品フィギュアは八海氏の原型。吾妻ひでおの描く顔&体形はシンプルで丸っこくて色っぽく、立体にするのはなかなか難しそうなタッチですが、その吾妻ひでおタッチを活かした魅力的なフィギュアになっています。太い足首や足のライン、服や髪の毛のディテールなど、それっぽい!

なお、首、腕、腰は可動し、多少のポーズ替えが可能になっています。

以前宮沢模型展覧会での様子をレポートしましたが、メーカーはFullcock。商品名には「吾妻ひでお美少女フィギュアコレクション」という名称も入っているので、うまくいけば他のヒロインが出る可能性があるのかも!?

[colored_box color=yellow]吾妻ひでお美少女フィギュアコレクション
ななこ ブルーVer.
ななこ ブラックVer.
『ななこSOS』

1/7スケールフィギュア:全高約20センチ
原型:八海
販売元:Fullcock
価格:各9,800円(税抜)
2015年9月発売予定[/colored_box]

©吾妻ひでお/早川書房