ワンフェスについてはテーマ別であれこれまとめてレポートしていく予定ですが、まず今回のワンフェスでの最大のトピックのひとつと言っても良いコトブキヤの武装神姫プラモデルとその周辺。
KONAMIのアクションフィギュアシリーズ、武装神姫。オリジナルのフィギュアシリーズとしては他に例を見ないくらいの成功を収め、ゲームやアニメなど他メディアでも展開、ガレージキットとも相性が良くて一時期はワンフェスでの当日版権申請数1位だったりもしました。筆者個人としても、武装神姫はその立ち上げ時から雑誌展開で関わり、マンガやムック、アーカイブ本などいろいろ企画・担当してきたので思い入れが深いシリーズでもあります。残念ながらKONAMIでの展開は実質的に終了、このままフェイドアウトしていくかと思われていましたが、なんとコトブキヤでプラモデルとしての復活がワンフェスで発表されました。
まずは天使型アーンヴァルが展示。シリーズ展開も行われるということで、今後の発表も楽しみ。プラモデルというよりモデラー心を刺激する形態になったこともあって、ワンフェスでの当日版権が再び大きく盛り上がることになるかもしれません。
そして会場ではさらに驚きの美少女プラモデル新シリーズの発表も行われていました。
会場の別の場所、武装神姫やfigmaを生み出した原型師、浅井真紀氏のブースで発表されていたこの可動システムを使った新しいプラモデルです。その浅井氏に、KONAMIの『武装神姫』でプロデューサーを務めていた鳥山亮介氏、さらにキャラデザインで島田フミカネ氏も参加するということで、何かとんでもないことになっています(笑)。コレも今後の展開がとても楽しみな所。
この武装神姫もメガミデバイスもコトブキヤのこれまでの実績があるからこそ期待値も高くなっているのですが、それを象徴するような光景がワンフェスでは展開されていました。それがフレームアーム・ガールズのイベント販売品の行列。これが大変な長さになっていたのです。人気・注目度の高さは知られてはいましたが、それがココまでの行列になるとは、コトブキヤさんとしても完全に予想外の事態だったとのことでした。
会場にはフレームアーム・ガールズの新作や、PSO2の新作も。
ワンフェス直後には第2弾の「FA:G スティレット」に合わせた武器セットのリリースも発表されています。
「フレームアームズ・ガール ウェポンセット2」という商品名で価格は2,400円(税別)、2015年11月発売予定。
現在スケールフィギュアや可動フィギュアは円安や工場コストの上昇などで価格がアップ、状況が大きく変わってきています。そんな中でこの大体1/12スケールの美少女プラモデルは、武装神姫やメガミデバイスのスタートもあってますます注目度アップ! 当日版権での展開に限らず、大体1/12スケールでのアイテムがずらりと並んでいる造形イベントAK GARDENの盛況ぶりを見てると、これからのホビー全般でも台風の目となりそうです。
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