ファット・カンパニーがりゅんりゅん亭の遠那かんし氏と共同開発した、デフォルメ可動フィギュアシリーズ「パルフォム」。デフォルメフィギュアとしては高めの頭身をもつこのシリーズの特徴および魅力を、可動フィギュアを得意とするホビー系ライターTAC☆氏のレビューでお送りします!
「パルフォム」はこれまでに『ペルソナ』シリーズからアイギスとラビリス、そして『艦隊これくしょん-艦これ-』から夕立改二と時雨改二が発売されています。
そして、このあと2017年6月から10月にかけては、毎月新作が発売予定! 6月には百姫、7月にはセイバー、雁淵ひかり、9月はグェンドリン、10月には村雨改というラインナップで、その後もいろいろ予定・発表されています。
そこで今回は、最新作の時雨改二を製品版で改めてチェックしておきましょう。
白露型駆逐艦の三番艦、時雨改二。2度目の改装で大きくデザインの変わる艤装が再現されています。
プロポーションは4.5頭身ほどと、デフォルメフィギュアの中では高めの頭身がパルフォムの大きな特徴です。
表情は、交換用顔パーツを含む3種類が付属。
ゲーム中の台詞では、物静かながらしっかりした意志を感じさせる喋りの彼女。通常顔は、穏やかな笑みとなっています。
頭身が高めなぶんスケールフィギュア的な情報量も加えながら、ふっくらとした頬のラインが可愛らしい顔だちは、遠那かんし氏ならではのバランス感覚が絶妙。
そしてこちらは、コラボアイテムとして発売された艦娘冷却水のイラストを再現したウィンク顔。
ちゃんと手に持たせられるペットボトルも付属しています。
背中には、大きな二本の砲身がそびえる四角いシルエットの艤装。
艦橋周りのディテールも、ガッチリとボリュームのある形状を際立たせています。
艤装の側面についている単装砲と連装砲は、外してグリップ付きの手首に付けることで手持ちの武装として使うことができます。
デフォルメでも長めの手足のおかげで、両手に砲を構えるアクションポーズがカッコよく決められるのです。
単装砲と連装砲の砲身には、それぞれ付属の砲撃エフェクトを取り付け可能。足元に置ける波エフェクト×2とあわせて、海戦での活躍を再現しましょう。
艤装を外せば、日常を感じさせる姿に。
メリハリの利いたプロポーションもパルフォムの魅力で、特に腰周りから太ももにかけての、むっちりとしたボリュームがキュートなんです。
そして艤装にはもうひとつ、大きなギミックが!
左右に分離してアームで繋げば、カードゲームのイラストで明らかになった主砲展開スタイルにチェンジ。
主砲用にも大きめのエフェクトパーツが付属するので、迫力の砲撃ポーズが楽しめます。
2本のアームはそれぞれ3ヵ所のジョイントで可動して、幅広いポーズに対応。格闘武器みたいに構えてもカッコいい!
肘・膝など関節それぞれの可動範囲は現在の可動フィギュアの中ではけして広い方ではないパルフォムですが、先述のとおり手足長めのプロポーションのバランスに合わせたしなりのある造形と、胴のひねりなどの必要な部分が適度に動くことで、ポージングによる表現力は非常に高いポテンシャルを持っているのです。
こちらは同じくパルフォムシリーズで発売中のラビリスから、斧の噴射エフェクトを借りて遊んでみました。エフェクトパーツは練り消しでベースに固定してあります。
激しい砲撃に晒されながら戦う時雨!といったシーンも再現できちゃいます!
パルフォム同士の組み合わせといえば、もちろん先に発売中の夕立改二と並べたいところ。
エフェクトパーツ全開で、共に戦う姿や……
デフォルメの可愛らしさを活かしたツーショットも良いものです!
付属の可動支柱付き専用ベースは、三角形のプレートをジョイントで接続することもでき、並べて飾る時にコンパクトにまとめやすいのが便利です。
今後の新製品ラインナップでは、夕立、時雨と同じ白露型駆逐艦の「村雨改」が10月発売予定。さらに「白露改」も開発中となっています。姉妹艦4人が揃うのが待ち遠しいですね!
[colored_box color= yellow]パルフォム 時雨改二『艦隊これくしょん -艦これ-』
ノンスケール可動フィギュア:全高約14センチ
原型:遠那かんし(りゅんりゅん亭)
彩色:佐倉
発売元:Phat!
販売元:グッドスマイルカンパニー
価格:5,500円 +税
2017年2月発売・発売中
※写真は製品サンプルです[/colored_box]
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