キャラホビの2日目、日曜のみに開催されているキャラホビマーケット。
アマチュアによる当日版権キットが販売できるイベントで、ワンフェスでは降りないガンダムなども当日版権が降りるというのが最大の特徴。ただ、当日版権イベントの規模としてはかなり小さく、公式サイトによれば今回のディーラー数は113。しかも実際には売るものがなくて未参加だったり、ダミーディーラーがあったりで、かなりディーラー数は少なくなります。過去ひどいときには1つの島に2~3ディーラーしかないなんてこともありました。早足で見て回れば15分、じっくり見て回っても1時間もあれば、という感じ。
さらに、やはりなんと言ってもメインはガンダム、それも中心はメカ系。本サイトの方向的には見所は決して多くない感じになってしまいます。ということで、かなりざっくりとですがフィギュア系をピックアップしてみました。
ついでながら、まだちゃんとやってないワンフェスのレポートに関しては、ちょっと切り口を変えた形でのレポートができないか考えています。
硫黄泉
『00』の3人は再販で、『UC』にミネバが今回の新作。
うさPハウス
うさPハウスは今回も多数販売・展示を行っていました。相田氏はお気に入りのキャラを何体も作ることが多いのですが、今回の新作は初のミク。
コブラ会
大きい水着フィギュアが並ぶコブラ会。セイラはS-mistのもの。新作のキシリアは今回の当日版権フィギュアでは最も話題になったと言えるかも。
INF
INFには星奈を中心に、ボリュームたっぷりの美少女たちが並びます。
グラビアンスキー
ワンフェスでは版権が降りなかった森雪もOKが出ていました。ブルーローズはずいぶん前に完成していたものですが、タイバニに関しては以前は私服版OKJでもコスチューム版NGだったため版権が降りていなかったものが、現在はコスチューム版もOKになったためこの夏のワンフェス行こう発売されています。
FIELD
佐藤兄弟、佐藤好人氏のFIELD。今回のフィギュア系の新作はブライトとミネバでした。
OVER DARD
佐藤兄弟、佐藤弘氏のOVER DARDの新作は、グラビアンスキー同様ワンフェスではNGだった『宇宙戦艦ヤマト2199』の新見がOKになっていました。また、マリーダは1/4、下4体(今回の新作はナース)は1/35というとんでもないボリュームの違い。下の写真をご覧ください。
りゅんりゅん亭
新作はありませんでしたが、「モンスターハンター」のカラーレジンキットがずらりと並びます。アスキー・メディアワークスブースで先行発売を行ったカラーレジンの技術の粋を尽くした逸品「Tda式 初音ミク・アペンド」は好評で両日とも早い時間で売り切れていました。
徹屋
独特のリアル系の造形をみせる徹屋は、造形の詳細を記したプレートも。制服のセイラと森雪は販売(捨身はありませんが、アムロも)、その他は展示のみでした。
Kuni20xx
ぷにっとした水着ガンダム女性キャラを出し続けているKuni20xxの新作はプルとプルー。他は1体ずつですが、プルとプルツーはセット。
D-place
リリーナは商業原型でも活躍している田中冬志氏、他の3体はあしとと氏原型。いるか以外の3作は今回の新作です。新作のティファは、カラーレジン。
今回ちょっとおもしろかったのが、キャラホビマーケットの一角に来ていたATM車。他のイベントではあまり見かけたことはなかったので、こんなのもあるんだなぁと。キャラホビマーケットはフィギュア系以上に高価格のメカ系が多いので、予定外のものがあって助かった人もいるかも。際限がないともいえますが。
雑感
キャラホビ初日、マーケットのない土曜日に比べると2日目の日曜日は混雑していました。ただその原因はキャラホビマーケットと言うより、『ブラザーズコンフリクト』など女性向けの人気イベントが多かったことが一番の理由ではないかと思われます。
ガッチリホビー系のイベントとして始まったC3、初期がガンダムのガレージキットもここでしか買えないということで大盛況でした。それが『Dear Girl ~Stories~』などのイベントによって女性が急激に増えて、限定品販売の行列もホビー系のものより女性向けの法が長くなったり、会場のあちこちで女性ファン向けのミニイベントが開かれて黄色い歓声があっちこっちから上がったりするようになり、実質上これ女性向けイベントじゃないか、という感じになっていました。ここ最近はそこまで極端な感じはなくなっていますが、それでもホビー系イベントとしては女性比率がかなり高いものになっています。
昨年よりは入場者数は増えているらしい、という話も聞きました。例年だとだいたい1日3万人前後という公式発表です(余談ですが、ワンフェスが全館使ってあの混雑具合で1日4万人。それから考えると実数は……)。昨年まで日程がかぶっていたアニメロサマーライブからずらして開催したことで、声優さんがイベントに出やすくなり、それを目当てに参加者も多くなった、という感じでしょうか。
当日版権イベントとしてはガンダムの版権が降りるのは魅力的ながら、いろいろ難しいことも多いこのイベントの今後がどうなっていくのか、楽しみでもあり怖くもあり。