AR技術
このS-FIREの特徴のひとつとして、アプリを使うことでARが楽しめるという物も。
出久は稲妻のようなエフェクト、爆豪は炎のようなエフェクトが楽しめます。ARの精度はかなり高く、角度を変えたりアップにしたりにしっかりと追随、背面から見てもちゃんとその効果が楽しめます。もちろん身体で隠れる部分は表示されませんし、照り返しもしっかり表示されます。ARを活かした写真や動画を記録することも可能。
竹中「ARは必ずやるというわけではなく活かせる企画、フィギュアがあるときに使うものと考えています。ARを使う事でより完成度を増すことが出来るようなフィギュアなら積極的に使っていきたいですね」
実際に試したところ、わりとありがちなオマケの機能ではなく、しっかりと楽しめる物になっているという印象でした。こういった派手なアクションばかりではなく、叙情的な表現などさまざまな使い方を期待したいところです。
今後の展開
このS-FIREはもちろん今後も展開予定。公式サイトでは「スーパーシチュエーションフィギュア 緑谷出久vsステイン」というバトルシーンを再現したフィギュアの情報もちらりと出ています。こういったジオラマ的にシチュエーションを再現したフィギュアは、海外での人気が非常に高いタイプですが、こういった方面への展開も楽しみなところ。
竹中「当面『ヒロアカ』は続けていきます。それ以外にも国内外で人気のある作品を多数進めています。ただ、発表を急いで中途半端なものを見せることはやりたくないので、納得できる物が出来たら逐次発表していきます。最初はゆっくりしたペースになるかもしれませんね」
これまでセガが手掛けてきた作品の中にも、ハイクオリティな造形＆塗装で見てみたい物やスーパーシチュエーションフィギュアで見てみたいキャラクターがたくさんあります。S-FIREというシリーズ名だからといってアクションもの、バトルものばかりやるというわけではなく、美少女キャラクターやライトなものも手掛けていくそうです。
まとめ
現在国内も国外もフィギュア市場は低価格帯と高価格帯で市場がハッキリと分かれていますが、セガとしてはまったく新しい挑戦。
竹中「新参メーカーなので、デコマスから量産品への劣化は絶対にしてはいけないと考えています。量産も丁寧にして、信用と実績を積み上げていきます」
その新たなチャレンジがどのような実を結ぶか、今後も楽しみにしたいと思います。
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