マックスファクトリーのfigmaは、現在の可動フィギュア全体を引っ張っていると言って良いシリーズですが、今年の1月でシリーズスタートから丸5年、シリーズ番号も200体目となる初音ミク2.0を2月のワンフェスで発表、現在は受注も開始されています。シリーズ番号200と言っても実際にはEXやSPがあるので270体以上がすでに正式案内がされていて、どんどんその数を増やしています。
GSC撮影会で撮ってきた200番のミク2.0の写真と、先週開催されたfigmaイベントのことなど、いろいろまとめてみました。
figma 初音ミク2.0
最初のfigma初音ミクのfigmaナンバーは14番、2008年9月に発売されています。2008年3月の東京国際アニメフェアに取材に行ったら緊急発表されていた、というのが印象に残っています。これがその時の写真。ちょうどこのころ、2008年3月にねんどろいどのミクが発売されて瞬殺、フィギュアでの人気にも火が付いたところだったので大きな話題になっていました。
その後もいろいろバリエーションが出続けて、初期の『ハルヒ』や『らき☆すた』、中期の『けいおん!』といったその時期のfigmaを代表する作品とはまた少し位置づけが異なるfigmaそのものを代表するキャラとも言えるような存在になっています。200番に選ばれた、というのも納得です。
ねんどろいどの300番もミク2.0だったわけですが、ギミック等比較するとその方向性の違いも分かっておもしろいところ。
ねんどろいどの2.0でも顔の交換パーツの取り付け方など新たなスタンダードとなっていますが、この初音ミク2.0は可動についてあらたなスタンダートとなるべく見直しが行われています。この腰のくいっとひねった感じなどイイ感じ。
肩関節もどんな動きをするのか、手にとって見てみたい構造。
ぺたんと座り込んだり。製品版が出来たときにはあらためて可動についてのレビューをしてみたいと思っています。
楽器としてはギター&マイクスタンド付き。
今回の目玉オプションかもしれないのが天使の羽。3対6枚ということは、最上級の天使である熾天使なのかも。
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figma 初音ミク 2.0
【キャラクター・ボーカル・シリーズ01 初音ミク】
ノンスケール可動フィギュア:全高約14センチ
原型制作:マックスファクトリー・浅井真紀
発売元:マックスファクトリー
販売元:グッドスマイルカンパニー
価格:3,900円 (税込)
2013年10月発売予定
©Crypton Future Media,INC. www.piapro.net
figmaアニバーサリーナイト雑感
figma 5周年とナンバー200案内記念として、8月2日に、新宿ロフトプラスワンで開催されたのが「figmaアニバーサリーナイト」。
figmaの生みの親である浅井真紀氏を始め、マックスファクトリー代表のMAX渡辺氏、グッドスマイルカンパニー代表の安藝氏、マックスファクトリーの製作スタッフが参加し、金子二等兵とミカタンが司会進行という形でした。ニコ生でも配信されていたので、ご覧になった方も多いでしょうし、あちこちにレポートも上がっています。
figmaがどのようにしてうまれたかから最新情報まで、いままでのインタビュー等でもあまり語られなかったことまでポロポロと出てくる濃いイベントとなりました。
個人的にも以前やってた雑誌でfigma関係は最初の発表段階からよく取り上げて、本の表紙にしたり、特集を別冊付録にしたりしていたもので、懐かしい話だったり知らなかったっていう話だったりもいろいろと出てました。途中なぜか始まった、コブラ等の担当者の物まね、あの会場で何人分かる人がいるんだと思いつつ、よく似てて吹き出したりしてました(笑)。
figma化希望アンケートは、タイミングの問題もあったと思いますが、シンフォギアのクリスが圧倒的だったとか。中には、欲しいって言ってるけど出たらホントに買うんかい!と言いたくなるようなネタも混じってたりしますが。
ねんどろいど300番の発表の時は、秋葉原のグッドスマイル&カラオケの鉄人カフェを使って、クイズ大会や入れ替わり立ち替わりゲストが登場するトーク ショーありとしっかりしたイベントでしたが(私も当日はゲストとして出演させてもらっていました)、figmaはロフトプラスワンというサブカルの聖地の ようなところを使って、進行が割とグダグダという、ねんどろいどらしさとfigmaらしさの違いが良く分かるイベントでもありました。
入り口で配られていたのが、レジン製各種関節の詰め合わせ。白黒肌色の3種あり選べるようになっていました。袋にはMAX渡辺氏のサイン入り。
さらにその中に小さな箱が入っており、中にとんでもないものが!
figmaサイズのfigmaアーキタイプ。figmaが手にするとちょうどスケール感が合うという、対人間だと1/144スケールくらいの飛んでもないアイテムです。1センチくらいしかないのですが、ちゃんとスタンドに立っています。これは浅井氏が前日になって準備したというサプライズアイテムでした。
ちょっとオマケ
今回のイベントでも司会として場を仕切っていたミカタン、生ワンホビで発表になったように、GSCを退職するとのこと。
ネット時代になって、かつては新聞や雑誌が届けていたような情報がネットを通じて届けられるようになっています。パソコンやゲームなどネットと親和性の高いジャンルからどんどんそうなってきていましたが、フィギュアを中心としたホビー情報も今はネットが中心となっています。その状況を生み出したキーパーソンの1人がミカタンだと言って良いかと。
その退職は、今回のワンフェスでの最大のサプライズかもしれません。ミカタン、お疲れ様でした!
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