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【ワンフェス】ワンダーフェスティバル2018[冬]振り返り・圧倒的FGOのワンフェス!

2018年2月18日に開催されたワンダーフェスティバル 2018[冬]の入場者数等のデータが公式サイトで発表されています。独自に調べた当日版権申請ディーラー数とあわせて、振り返ってみましょう。

入場者数

入場者数は54,796人。前回の冬は55,143人ということでほぼ横並びとはいえ減少しています。これで冬のワンフェスでは2016年冬をピークに2回連続減少。夏もあわせて考えると、4回連続して前年比で入場者は減っています。いずれも数百人単位なので、そんなに大きな減少ではないのですが、この傾向は気になるところ。

ディーラー数

一方ディーラー数は2,002と初の2000台で過去最高。今回も超人気ディーラーが落選していたり、本当に厳正な抽選を行っているんだろうなぁという状況でしたが、多少参加可能ディーラー数が増えても追っつかないくらいの倍率になっているんだろうということもうかがえます。会場の物理的な広さは変わらないのである意味どうしようもないのですが……。

ダミーディーラーだったり転売ディーラーだったりへの対策や、優遇すべきところは優遇するなどいろいろやり方はあるのですが、いずれも簡単にはいかない問題もあるので難しいところです。

当日版権

オフィシャルなものではなく、ガイドブックから独自に気になったタイトルについてチェックしてみた数字になります(怪獣系やメカ系は未チェック)。ガイドブックで当日版権を申請しているディーラー数を数えたものになります。NGが出ていたり申請を取り下げていたりで実際には数はこれよりも減っています。さらに細かい数字については数え間違いもあるかと思います。

Fateシリーズ

今回もなんといってもFateシリーズ。企業ブースでも100点以上新作が展示されていました(最近はパンク状態なのでなかなか申請のOKが出ないといわれているのにこの数!)。

Fateの当日版権ディーラー数は230強(前回は約160)。うちFGOを手掛けていたディーラーは9割。直前まで放送されてたアニメとの関係か、『Fate/Apocrypha』は最終的に版権未許諾となっていますが、ガイドブックではそのまま掲載されていたので数の内に入っています。『Fate/Apocrypha』とまったく同一のキャラがFGO版としてはOK出ているというのは、やはり当日版権はいろいろ大変だなぁと。

なお、この約230という数字は『艦隊これくしょん -艦これ-』のピーク時、2014年夏の数字と同じくらいです。

今回もFate関係の当日版権ディーラー回ってフィギュア関係の写真を撮ってきたのですが、これはフィギュアJAPANマニアックスに全部掲載しています。見落としがあったりタイミングが悪かったりで100%撮れたとはいえませんが、9割くらいは押さえていると思います(フィギュアのみでグッズ系やドール系などを除く)。

その他当日版権

ディーラー数チェックで2位だったのは前回に続いて『ガールズ&パンツァー』で約90。前回は120弱だったので数を減らしています。冬の時点では最終章は間に合ってなかったので、次回どうなるかは注目したいところ。

3位はアイマスシリーズで約80。前回約60で5位だったので、Fate以外の上位陣で唯一増えています。内訳ではやはり『アイドルマスター シンデレラガールズ』が圧倒的。

4位はこれも約80の僅差(数え間違いがあったら逆転してるかも)で『けものフレンズ』。前回は約90だったので少し減っています。

そして5位が『艦隊これくしょん -艦これ-』で80弱。前回は100弱で3位だったので大きく減らしています。前々回、1年前の約160(この時は1位でした)からは半減。主要タイトルの中で現在唯一の再販NGで、改修による新作も判断基準が厳しくなっている様子だったりというのも影響しています。

次回開催

次回ワンダーフェスティバル2018[夏]は7月29日開催。大体いつもと同じパターンです。

昨年夏は道路を挟んだ反対側、ホール9~10でFGOのイベントが開催されていましたが、今年も同じ週末にホール9~11と大きくなったスペースでの開催予定が発表されています。

このFGOイベントは入場者数の上限が決まっています。また、朝一から最後までさまざまなイベントが開催されているため最初から入って最後まで出てこないという人が多い印象でした。

昨年開催時にはFGOイベントで入場者数に影響が出るかも(人数が減ったり、FGOイベント帰りの人がワンフェスに来て人が増えたり)と思っていたのですが、そんなこともなかったので今回も直接的な影響は少ないかも。ただ、昨年同様グッドスマイルカンパニーのFate系新作はそちらでしか見られないということになるのかもしれませんが。

当日版権関係はまず間違いなく冬と同じくFGOが席巻するはず。2位以下も大きく様変わりしそうにはありません。新タイトルで注目は『アズールレーン』。この冬に関しては通常の当日版権枠ではなく基本的にフリーだったようですが、夏からは通常の当日版権枠になります。

最後に宣伝

会場を回って撮影してきたFateシリーズの当日版権フィギュアを、ホビージャパンから発売中の「フィギュアJAPANマニアックス」で全掲載しています。その数は300点以上。会場にあったフィギュア(グッズやドール系以外)を事前チェックできていた分を撮影してきています。チェックミスやタイミングのズレなどもあるので、100%撮影出来たとは言えませんが、9割くらい(どんなに悪くても8割)掲載しています。100点以上あったメーカー系のFateフィギュアもほぼ網羅しています。

他にもFateについてはメーカー別での紹介やコメント、TYPE-MOONのロングコメント(当日版権フィギュアに付いても)などで大特集。

その他の記事では、新メーカーがどうして増えているのか、エヴァフィギュアの成り立ち、3D造形と等身大フィギュア、アルターの超絶技巧などなど、読むところが非常に多い本になっています。ただし、こちらが想定していた以上に高価格な本になってしまってもいますが。

ちなみに、企画、編集、執筆、デザインなど内容に関わるところはほぼすべて、以前電撃ホビーマガジンから出ていたフィギュアマニアックスのスタッフがやっています。

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