• 金. 11月 22nd, 2024

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セーラームーン新情報ニコ生で発表

8月4日17時からニコ生で、ミュージカル中心に新情報発表が行われた『美少女戦士セーラームーン』。当日見た人も多いでしょうし、いろいろニュースにもなってるのでそれでご覧になった方も多いでしょう。そこからいくつかの情報をピックアップ、いろいろうんちく混ぜつつホビー系のお話しを。

S.H.Figuartsセーラームーン

イベントの最初の方、ギリギリ10分前に来た武内直子先生のコメントを代読後、小佐野氏がいろいろとテンパりながら説明していったセーラームーンのいろんなグッズ関係。やはりホビー的に注目なのはS.H.Figuarts。既報のムーン、マーキュリーに加えS.H.Figuarts第3弾のセーラーマーズの発売日が12月になったこと(8月、10月12月隔月で発売が続くことになります)、さらにはフォトコンテストの開催も発表されました。

フォトコンテストの詳細はこちらに掲載されていますが、このインタビュー記事でも気軽にスマホで写真を撮ってほしいとおっしゃってた小佐野氏。いままでフィギュア写真のコンテストはいろいろと行われてきましたが、ファン層を反映して男性中心のイベントでした。ですが、S.H.Figuartsセーラームーンの購買層は女性比率が高いということもあり、コンテストのフォーマット自体、女性ユーザーを意識したものになっているのが興味深いところ。告知から募集開始と応募期間がわりと短めだからこそ、むしろ女性ファンのどんな発想のどんな応募があるのか楽しみでもあります。

ミュージカル

今回のイベントのメインはミュージカルの製作発表。全キャストが女性というのも大きな特徴になっています。

現在、アニメや漫画、ゲームからの舞台化というのは非常に多くなっているのですが、そのほとんどは男性キャストをメインにした女性向けの舞台。男性向けの舞台というのはあまりありません。今回のセーラームーンについては、女性キャストのみと言っても男性向けというわけではなくて、宝塚と同じ方向性だと思われます。実際に元宝塚が3人キャストに入ってて、タキシード仮面は元トップの男役ですし。

1993年から2005年まで上演されていた以前のミュージカル版、少なくとも初期においてはお客さんは女の子&その母親という層と、男性のマニア層が中心でした。他のジャンルの商品と同じく、そのころ見に来ていた女の子がメイン層ということになるのでしょう。

コスチュームは、セーラー戦士も四天王も以前のミュージカルと比べるとシックな感じになっていますが、舞台映えしそう。四天王は4人とも微妙に違う布の色合いがイイ感じでした。

ミュージカル風衣装のセーラームーンの立体化というのは、当日版権のガレージキットではけっこう出ていましたが、一般商品ではほとんどありません。最初に出たのはリューノスのセーラーサターン。竜人氏原型の決定版と言っても良い傑作ガレージキットです。これ以前にはミュージカル版衣装の立体はなかったはず。それゆえに完成してからなかなか商品化まではいかず、ホビージャパンの読者投稿コーナーに掲載されたこともある曰く付きの一品ですが、武内先生を始め各所の協力でなんとか発売されました(筆者もちょっと繋ぎをつけたり少しだけ協力してました)。

そのあとのミュージカル版衣装の立体化というと、バンダイベンダー事業部のガシャポン、HGIFセーラームーンシリーズのプレゼントキャンペーンのもの。2000年代前半にカプセルフィギュアで出ていたこのフィギュアシリーズは、企画担当者のセラムン愛にあふれた名作でした。今思うと、これを200円で出せてたというのは信じられません。そのシリーズのキャンペーンプレゼント品ということで、ミュージカル衣装のスーパーセーラームーンを派手に立体化、通常のシリーズよりもさらに凝った造形&彩色になっています。ちなみに、同じ企画担当者&原型師でバンダイベンダーの本「フィギュアマニアックス バンダイベンダースペシャル」の付録として原作版のセーラームーンも作ったりしています(その本の企画編集してました)。

ミュージカル版では会場限定で4代目セーラームーンの黒木まりなをデジタルスキャンしたフィギュアも発売されていました。

今度の新衣装が立体化されるかどうかは分かりませんし、仮にされるとしてもかなり先でしょうが、ミュージカル版の衣装は舞台で映えるように作られているだけあって、立体だも映えるので……。

 

新アニメの方も冬からの全世界同時配信、ももいろクローバーZがオープニング&エンディングを担当など、だんだん情報が出始めています。新アニメ版の立体化も含めて、楽しみなところです。