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【Art of Figure Making】バンプレストフィギュアプロデューサー

BAN-001

今回のArt of Figure Makingインタビューは、バンプレストのフィギュアプロデューサー、阪田典彦さん。阪田氏はゲームセンターにあるアミューズメント景品、プライズの『ワンピース』や『ドラゴンボール』フィギュアを数多く手がけています。“MASTER STARS PIECE”や“THE GRANDLINE MEN”のプライズを作るということについて、2017年に開催されたバンプレストワールドフィギュアコロシアムについて、お話しを伺ってきました。

—まず、自己紹介をお願いいたします。

阪田:バンプレストでアミューズメント景品の企画開発を、入社から15年ずっとやっています、阪田と申します。よろしくお願いします。

—よろしくお願いいたします。アミューズメント景品、「プライズ」というものですね。

阪田:はい。最近になって「5,000円一番くじ」という、ゲームセンターだけでやる高額一番くじも始めたりしていますが、9割9分はクレーンゲームの景品です。『ドラゴンボール』『ONE PIECE』『ルパン三世』『ディズニー』など、フィギュアとして喜ばれそうなものには、かなりの率で携わっています。

—プロデューサーとはどういうお仕事なのでしょうか。

阪田:版権元様、フィギュアの元となる原型をつくってくれる原型師さん、工場、イラストレーターさん、フィギュアを製作する上での全てのつなぎ(パイプ)役です。販売以外のことはほぼすべてやっています。個人的に「プロデューサー」という呼び名はあまり好きではないのですが、仕事をわかりやすく説明するために名乗っています。

BAN-002プロデューサーの役割について語る阪田氏

 —自分の頭の中のアイデアを、作り手を探して作ってもらうというイメージですか?

阪田:そうですね。作り手さんは職人肌であまり表に出てこないんですが、そういう人たちをぐいぐいと外の世界に引っ張り出していくことが、ここ数年の楽しみかもしれません。物凄い才能や技術を持った方達にもっと注目が集まり、その素晴らしさを伝えられたり、次世代の方達の可能性を作り出せたらいいなと思います。

—フィギュアを作るときの、創作のインスピレーションはどこから生まれますか?

阪田:僕の企画する商品は、玩具、フィギュア業界だけではなく、他の良い物やデザイン、要素を取り入れるケースが圧倒的に多いです。ゼロを1にする作業は苦手なんですけど、1を100ぐらいにはできる自信があるので。よくいろいろな「1」を拾い集めにいく仕事のやり方をしていると思います。

大学生当時から、メディコム・トイ製品が大好きで大きな影響を受けています。メディコム・トイさんは玩具にアートを取り入れて来たと思いますが、メディコム・トイさんほどアートにはできないにしても、その要素をちょっとでも取り入れるだけで変わるんじゃないかと思っています。

メディコム・トイのインタビュー記事はこちら

BAN-003インスピレーションは常に身の回りに

 インスピレーションについては、実は「めちゃくちゃ広くて浅い」んですよね。最近、この年になって、人の影響でクラブに行き始めました。ダンスのダの字もわからないのに(笑)。でも、「そんな今さら、恥ずかしくてできるか」みたいに否定するだけじゃなくて、一応行ってみて、いろいろ味わってみようというのは、自分のインスピレーションの受け方かもしれないですね。誰からの誘いも基本的に断りません。幾ら体が疲れていようと、行って様子を見てみようという好奇心が勝ります。好きか嫌いかは判断しますが、まずはその新しい世界を見てみようと思っています。

—働いていて、やりがいを感じる瞬間は、「SNSで直接コメントが見えたとき」だそうですが、具体的にはTwitterとかFacebookとかインスタグラムということですか?

阪田:そうですね。昔なら2ちゃんねるとかmixiなど。喜んでいる人の意見を見ればうれしいですし、批判的なコメントをいただいたら、もうちょっとこうした方がよかったかな?と受け止めたり。一番意見が瞬時に多く把握できるわかりやすい場ではないかと思います。

プライズは一般販売商品よりコストも掛けられず見劣りすると思われがちなのですが、良い商品が出せると「景品なのに物販並み、もしくは物販以上という評価が頂ける時があります。そういう評価もやりがいの一つです。BAN-004プライズの中でも最高のクオリティのもののひとつ

—逆に、「辛いこと、難しいこと」は、「忘れっぽいので特にない」そうですが、例えば厳しいお客様の意見を読んだときに、辛い気持ちになりませんか?

阪田:多分一番辛いのは原型師さんだと思います。僕の言うように作ってもらっているので批判があればそれは僕への批判なんですが、その批判が一番心に刺さるのは原型師さんだと思うのでその姿を見てると「僕のせいでごめんね」という気持ちになります。でも、原型師さんよりへこむかといったら多分そんなことはなくて、次はもっと良いものを作れば良いとちょっと楽観的な考え方もしています。

—フィギュア製作に当たって「お客さんの想像のちょっとだけ先を行きたい」というコメントをいただきました。どういう意味なのでしょう?

阪田:例えば「ルフィの顔ってどんな顔ですか?」と訊かれたときに、それぞれみんなの頭の中にあるものは想像でちょっと美化されているんですよ。こうであってほしい、この位かっこいい、かわいい顔のはずっていう風に。だからアニメの絵そのままというより、みんなが想像している理想像みたいな「ちょい増し」のカッコいい姿をフィギュア化したいと思っています。それが「想像の一歩上」ですね。

BAN-005好きなキャラクターをどのように捉えているかは、十人十色

BAN-006期待以上のものを作り上げるのは難しいが不可能ではない!

 —ベストワークと仰っているエース(ポートガス・D・エース)フィギュアは、阪田さんのそういうプロとしてのマインドが表れている作品のように感じます。

阪田:当時(2010年)としては渾身の一作のフィギュアが、いろんな偶然が重なりアニメ放送でエースが死んだ3日後位のタイミングでゲームセンターに登場したんです。みんなが思う理想のエースに近いフィギュアがそんなタイミングで出せたので、クレーンゲームでエースを取るために行列ができるという、今までに見たことのない光景を目の当たりにしました。獲得できたお客さんを並んでいるお客さんがみんな拍手をしたりとか。そこからいろんなお客さんが、バンプレストのワンピースフィギュアに目を向けてくれるようになったという実感がありました。

BAN-007阪田氏の傑作、ポートガス・D・エース

 —エースのフィギュアの売りはどの辺でしょう?

阪田:エースが現実に存在していたらこんな感じの素材の服だったりとかこんな感じの汚れ具合だったりするんじゃないのかというのを意識していました。海賊なのでずっと船の上で冒険していればお風呂にもあまり入れなかったり、当然洗濯もままならないわけで、そういう汚れなども含めて全部フィギュアに乗せていきたいと思い、アニメのキレイなカラーリングよりも色のトーンを落としています。造形も、ベルトは大変だけど二重のループにしたり、靴裏も汚れた土の上を歩くんだったら汚れてるだろうと。見えない部分なのでコスト的には真っ先に削除していくところなんですが。そういう「こだわり」や「リアルさ」1個1個がお客さんにとって感動につながったのかなと思います。

BAN-008このエースはコストを惜しまず制作したのだ

BAN-009ベルトは二重のループになっている

BAN-010靴裏の汚れまで再現、エースはこだわりを持って作られている

—これは7年前のフィギュアですが、仮に今同じものをつくろうとしたら、技術的なクオリティは上がるでしょうか?

阪田:正直、技術的なところではこの7年間でドラスティックな変化は起きていません。ゲームの世界で映像が良くなるほど売れるかというとそんなことはなくて、Nintendo DSなどが出てきてちょっと違った見せ方をしてまたゲームをするようになったように、フィギュアでもまた違う見せ方をしなきゃいけないのかなと思っています。

8年前から「造形天下一武道会」「造形王頂上決戦」という原型師さんたちの1位をお客さんに決めてもらっていますが、これも1個のフィギュアを単に商品にするんじゃなくて、原型師さんであったり、その闘いであったり、お客さんの投票であったり、このフィギュアを見たときに、そういうのをぱっと思い出せるような商品作りと考えています。そういった別の付加価値やストーリーをつけた商品づくりがしたいなとここ数年で考えています。

—今のフィギュア業界や、阪田さん個人で抱えている問題・課題について教えて下さい。

阪田:如実に明らかになっているのは、コストの問題です。どんどん昔よりは作りづらくなっている環境ではあるので。どちらかというと、『ドラゴンボール』『ONE PIECE』ももう15年間やってきてるので、新規のお客さんに対しても一から入りやすい仕掛けをどうするかというのが一番の課題と思っています。

BAN-011フィギュアはそれぞれ独自の位置づけが必要だ

フィギュアの歴史よりはるかに長い歴史を持ったキャラクターの魅力を、その1個のフィギュアだけでちょっとだけでもわかってもらえるようなことを続けていければ、フィギュアだけじゃなくてその作品のすごさを伝えられるような仕事をしていきたいなと思っています。

—「同じ業界内でリスペクトしている方・会社」にホットトイズさんを挙げていますが、衝撃を受けた作品や印象に残っている作品は何ですか?

阪田:やはり『アイアンマン』ですかね。あとは『パイレーツ・オブ・カリビアン』ジャック・スパロウのフィギュアとかも、当時衝撃を受けました。フィギュアの技術というのを変革した会社だと思います。いまだにどうやって作っているのか理解できていないですし、凄すぎて闘うつもりすらないです(笑)。むしろホットトイズさんがやれないことは全部やりたいと思っていますが、あのメーカーさんはちょっと異常なくらい凄いと思っています。

僕は8年前に2人の原型師さんに出会って『ONE PIECE』のフィギュアの世界観が変わりました。一人はKENGO君という僕と同い年の原型師で『ONE PIECE』の「MASTER STARS PIECE」シリーズのメイン原型師さんです。初めて会った展示会で妙に印象に残った覚えがあります。実際に手がけられていた作品も非常にクオリティが高く、『ONE PIECE』も好きであるということから、思い切ってエースの原型製作依頼をしました。普通は何回かやり取りした後に、大型のフィギュア製作をお願いするんですが、その時は何となくうまくやれる予感がありましたね。

BAN-012ありがとう! KENGO、TK!

もう1人はTKさんという方で、当時THE GRANDLINE MENというシリーズの原型を手がけられていた原型師さんです。実写映画の様な世界を『ONE PIECE』に詰め込みたいという目標で製作しました。アニメの色とはまた一風変えて、前述したようなトーンを落とした彩色を取り入れたんですが、シリーズ最初のルフィとエースがお客さんにもすごく評判が良かったんです。

その2人の原型師さんのお陰で、自分のフィギュアに対しての考え方や『ONE PIECE』のフィギュアの歴史を変えられたのかなと感じています。

BAN-013周りの人たちからさまざまな影響をさまざまなあり方で受ける

ー「THE GRANDLINE MEN」、「MASTER STARS PIECE」等、シリーズの立ち上げも阪田さんが企画しているそうですがきっかけはなんでしょうか。

阪田:そのシリーズごとにきっかけはまちまちですが、周りの原型師さんがきっかけだったりすることもあります。

例えばこのワールドコレクタブルフィギュア。10年くらい前、クレーンゲームのフィギュア景品は一つの商品で3種とか4種で、シリーズも第3弾くらいまでしか売れないと言われてたんです。その頃一緒に仕事をする原型師さんが増えてきて、少し偉そうな言い方になりますがこのたくさんの原型師さんをどうやって「養って」いこうと考えたときに、原型をたくさん作るしかないだろうと。で、各8種で第6弾分商品化したんです。

BAN-014ワールドコレクタブルフィギュアのルフィ

BAN-015ワールドコレクタブルフィギュアのマルコ

当時の営業には「売れなかったらどうするんだ」みたいに文句を言われました(笑)。でも少なくとも、うちで売れなかったとしても、つくった原型師さんの生活は潤うわけです。お世話になっている人たちなので、それでもいいかと思ってやったのが、ワールドコレクタブルのフィギュアの最初だったりします。もちろんお客さんに喜んでもらうために、労力は相当かけました。

MASTER STARS PIECEは、スターキャラクターの逸品を世に送り出すために、始めたシリーズですが、その一方で世の中に「これを作っているのはこの原型師なんだぞ」ということを世の中に認知させたいという理由もありますね。フィギュアももちろん好きなんですが、それに携わっていただける、デザイナー、原型師、工場の方など、素晴らしい仕事仲間も同時に大好きで、その思いを込めながら商品開発を一貫してやっているつもりです。

BAN-016阪田氏はフィギュアと仕事仲間に情熱を傾ける!

—現場を優先しているのが素晴らしいです。

阪田:ある程度、僕の今考えるスタッフ陣でつくったものがユーザーに受け入れられないんだったら、しょうがないと思っています。ただ、すごくビッグな作品、キャラクターばかりなので絶対人気がでるはずだという前提があります。これがオリジナルの、僕が考えたデザインの商品ですとなったら、もちろん自信なんてありませんが、そもそも偉大な作品があって、僕が今考えるベストな工場で、周りのブレーンさんがいてくれますから。その全力が通じなかったら僕が悪いという覚悟があるので、そこにあまり恐怖を抱いたことはありません。もちろんうまくいかなった商品もあるんですけど、後悔は全くありません。

—「CREATOR×CREATOR(造型師×写真家)」のシリーズには、パッケージで造型師や写真家をフィーチャーしていることにすごく衝撃を受けました。

阪田:同じことをある外国の方からも言われてすごくうれしかったです。これまで原型師はいろいろフィーチャーしたから、今度はカメラマンさんに注目してみたらどうなんだろうという発想になって、知り合いカメラマンさんから頼んでみたのがきっかけでした。やっぱりパッケージだけでも、写真1枚の力ってすごく大きいんだなと。あと、「CREATOR×CREATOR」という名前や、写真がちょっとおしゃれになって、パッケージがおしゃれになって、めぐりめぐって、「阪田がおしゃれ」みたいな感じになるわけです(笑)。

BAN-017おしゃれなのだ!

BAN-018最初、原型師の名前をパッケージに入れるのはあまり一般的ではなかった

振り幅が広いのは大事だと思うんですよね。ゴリゴリの筋肉(のフィギュア)だけじゃなくて、そういうアート系みたいなフィギュアも世に出せる。僕にはない力を持った方々と一緒に仕事するだけで、今まで見られなかった風景や発想を新しい商品に吹き込むことができるので、もう本当に「ありがとう」の言葉しか出てこないです。

—今後の課題としてやってみたいこと、夢とか目標があれば教えていただけますか?

阪田:今、「BANPRESTO WORLD FIGURE COLOSSEUM」という名前で造形大会をやっています。世界にはいろいろな原型師がいて、例えば映画の制作で活躍されている方、日本の沖縄でもシーサーつくっている人がいるわけじゃないですか。彼らもみんな言ってしまえば原型師だと思うんです。

中国の龍の彫り物がめちゃくちゃうまい老師みたいな人が神龍(シェンロン)つくったらどうなるんだろうとか気になるじゃないですか。そういう世界中の原型師たちを集めた大会を開くことで、世界中で繋がりが増えるし、世界のユーザーが僕らのことも知ってくれるし、『ドラゴンボール』『ONE PIECE』など作品に対してもっと興味を持ってくれるきっかけになるかもしれないと思っています。世界中のお客さんをわくわくさせることや、同業界を刺激するようなことをしていきたいと思います。

「BANPRESTO WORLD FIGURE COLOSSEUM」は昨年開催され、すでに結果も発表済み。詳細は→https://banprestowfc.com/ja/

BAN-019可能性は無限で刺激的

—海外の原型師さんは、どうやって選ばれたんですか?

阪田:Facebookとかでつながっている人に声をかけたり、デザイナーとかクリエイター、スカルプターとかが登録している「ArtStation」というサイトで、特に『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』の絵を書いたり原型を作ってる人たちに声をかけてみました。

ArtStation(https://www.artstation.com/)はCGアーティスト向け作品投稿コミュニティサイト

—今回のお題は『ドラゴンボール』『ONE PIECE』なんですか?

阪田:そうですね。今のところは『ドラゴンボール』『ONE PIECE』だけですけど、ここから先、作品をどんどん増やして日本のキャラクターを知ってくれるきっかけになればいいかなと思っています。ロサンゼルスのアニメエキスポには35万人のお客さんが来て日本のキャラを楽しんでいますが、同じようにこの大会を通じていろいろなお客様を集められるようになって、楽しめるようになればいいかなと。

アニメエキスポは毎年7月頃に開催されているアメリカ最大級のアニメコンベンション。一昨年のレポートはこちらで→http://hobby-maniax.com/archives/49930

BAN-020バーダック

BAN-021バギー

—今後の目標や夢は?の問いにアンケートでは「まだ具体的に言えない」とありましたが、少しだけでもお話してもらえませんか?

阪田:詳しくは言えませんが一番やってみたいことは、長年携わらせて頂いている『ドラゴンボール』で今までやっていないアプローチで世界中のファンに驚きと感動を与えるような構想です。最近、海外に行ける仕事が多くなっていて海外イベントに参加する機会が増えてるんですが、強くその構想を実現したいと思うようになりました。『ドラゴンボール』や『ONE PIECE』など日本のキャラクターで、その商品で、その仕掛けで、もっと度肝を抜きたいと。そういうきっかけを作っていきたいんです。あと男としてそういうことがやれたら、絶対女の子にモテるじゃないですか。かっこいいと。

—モテなきゃだめですよね。

阪田:だめだと思います(笑)。かっこいい仕事をして、人を傷付けずに仕事をし続けられたら、社会人としても男としてもかっこいいと思うので、そういう仕事をずっとやっていきたいなと思います。モテるようになるまで頑張ります(笑)。

BAN-022きっとモテるようになります!

—最後に、海外のファンに向けて、一言メッセージをいただけますか?

阪田:新たにファンになってくださる方はもちろん、以前からバンプレストを知っている人にも、バンプレストはかっこいいんだぞみたいに思ってもらえそうなことをどんどん仕掛けていきたいと思います。少しでも僕らの商品を良いと言ってくれる海外のお客さんには、こちらからお金払ってでも、「ありがとう」と感謝を伝えにいきたいと思っているくらい、ありがたいと思っています。ウェブに連絡先を載せていろんな人からメールをもらうというのをしたいくらいです。英語話せないですが(笑)、そういうことをしたいぐらい、皆さんのご期待に応えたいと思っています。いつか海外のイベントで出会ったときに、仲よく一緒にご飯でも食べながら夢を語ってみたいなと思っています。一つのキャラクター、商品が世界の人を繋げられることが本当に素晴らしいと思っています。

BAN-023一人の人間、ひとつのフィギュア、ひとつの世界

 —お忙しいところ、どうもありがとうございました。

阪田さん、バンプレストさんありがとうございました!  このインタビュー記事シリーズで我々は多くのことを学びました。フィギュアが私たちを結びつけることが出来るという、阪田さんの情熱的な展望の話で終わることができるのはすばらしいことです。阪田さんはファンのため、共に働く人のため、そして自分自身のためにフィギュアを作っているのです!

あなたが素晴らしい作品を作りたいなら、自分自身を理解し、新たな経験を探求し、情熱を持ち、決してあきらめず、ファンを理解し、そしてトライすることを恐れないでください。このインタビューシリーズに登場して下さったすばらしい人達は、こういったことを実現しているのです。この記事はそのためのほんの一歩に過ぎません。音楽や芸術、フィギュア、ゲームなどを生み出し、世界中の人々と共有していきましょう!


インタビュアー: 樋渡 実
写真: 原哲也
翻訳元オリジナル記事:Art of Figure Making: BANPRESTO

©尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション
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