【ワンダーフェスティバル2024夏】申請総数、作品別申請数、申請ディーラー数など各種データで見る当日版権状況 – 『ゴジラ』が最多、続いて『ブルアカ』『ウルトラ』『Fate』『ウマ娘』

　7月28日に開催されたワンダーフェスティバル2024［夏］。ワンダーフェスティバル実行委員会からいただいたデータや独自集計データ、個人的雑感を交えつつざっくりとした振り返り記事をまとめておきます。
　なお、と2023年［夏］と2024年［冬］についてのまとめはそれぞれのリンクで。
※特に記載がない場合は、ワンダーフェスティバル実行委員会のデータ

入場者数、ディーラー数

　今回の入場者数は34,224人。前回は37,650人でした。例年冬から夏で参加者は減る傾向なので、いつものパターンといえます。1年前は34,377人だったので、ほぼ横並び。あまりの暑さに外へ出かけたくなる天候だったことを考えると、まあそんなところかと。
　そしてディーラー数は2085。前回は2016なので少し増加。今回は机の配置を変えていましたが、ディーラー総数としては極端に大きな変化はなかったことになります。

当日版権申請総数

　続いて、当日版権申請総数について。当日版権申請ディーラー数でそれぞれの数字を割ったものを表に加えています。

　これが、24年夏のデータ。なお、当日版権を申請したディーラーは1320でした。
　なお前回、2024年冬は

　前回の当日版権申請ディーラー数は1306。
　ディーラー数同様にそれぞれ微妙に増え、1ディーラーあたり平均も増えた数字になっています。

作品別当日版権申請数

　24年夏の当日版権、作品別のリストは以下の通り。

　ベスト5の顔ぶれは前回と同じですが、順位はかなり入れ替わっています。
　今回はイベント内イベントとして東宝ワンフェスが開催されたために、最近は5番手だった『ゴジラ』シリーズが急上昇、本申請許諾数では1位になっています。許諾数でも前回からほぼ倍増に近い数字。イベント内イベントとして非常に盛り上がったものとなりました。
　つづいて2番手になったのが『ブルーアーカイブ』。ベスト5内のゲーム系では唯一前回よりも許諾数が増加し、『Fate』も抜いています。さらに予備申請数で見れば全体の中でも最多。とりあえず押さえで予備申請しておこうという人が多かったということでもありますが、伸びの大きさ、注目度の高さを感じさせるデータです。
　6位以下では『ホロライブ』『原神』『アリス・ギア・アイギス』が第2グループを形成している感じ。『ホロライブ』と『原神』は着実に増加し続けています。
　その他ベスト20の顔ぶれでは『装甲騎兵ボトムズ』『アーマードコア』とロボ系が急上昇、『東方Project』『モンスターハンター』が再ランクイン、そして『葬送のフリーレン』のランク入りが目立つところ。

当日版権申請ディーラー数

　当日版権申請をディーラー単位でまとめたのがこちらのデータ。なお。これは公式サイトのディーラー検索を使いホビーマニアックス独自集計でまとめたもので、こちらの記事で使用したものです。参考までにご覧ください。

25年冬はワンフェス40周年

　次のワンフェスは2025年2月9日。
　ワンフェスでは定番になっているイベント内イベントとして「タツノコワンフェス」を開催、多数のタツノコ作品が対象となり、予備申請が免除されて制作時間が増えるという利点がありました。どんな作品が、どのくらいの点数出てくるのか楽しみなところ。
　版権関係では『エヴァンゲリオン』関係の変更あり。これまでアマチュア版権として独自窓口で申請・許諾という形でしたが、現在は他の作品と同じように当日版権扱いとなっています。
　そして、ワンフェスの第1回は1985年1月（プレイベントは1984年12月）なのでちょうど40周年。ディーラー関係でもメーカー関係でもいろいろ状況が変わってきているワンフェス。40周年を迎えて今後どうなっていくか、注目です。

■関連リンク
ワンダーフェスティバル