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スペシャルレポート・「一番くじプレミアム 「艦これ」-桃の節句-」発売記念超豪華雛人形にかける艦これ×吉德×バンプレストのこだわり!

この記事で特報をお届けした、「一番くじプレミアム 「艦これ」-桃の節句-」発売記念の雛人形。艦これ×吉德×バンプレストの特別なコラボで生み出されたこの巨大で豪華な雛人形はどのようにして作られたのか、そのスペシャルレポートをお送りします!
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企画の始まり

一番くじプレミアム 「艦これ」-桃の節句-」は提督室のひな祭りをフィギュアで再現しようという、それ自体かなりバカ(褒め言葉)で無茶(褒め言葉)で面白いネタの一番くじです。A賞、B賞にはリアル頭身の長門と陸奥がそれぞれ相手の雛人形(これも提督室の家具にあるものです)を手にしたプレミアムフィギュア。C賞以下に豪華四段飾りを再現した武蔵と大和のお雛様、川内型の三人官女、潜水艦の五人囃子、赤城の左大臣&加賀の右大臣(ゲーム画面通り、赤城が菱餅の1つをくすねています)がちびきゅんキャラで揃っています。さらにはG賞のラバー根付けではゲーム画面にはない艦娘たちのお姫様を新たにデザインしてラインナップ。ちびきゅんキャラとサイズを合わせていて一緒に飾ることも可能で、なんと全20種もあり多くの人の嫁艦に対応しています。

「艦これ」開発/運営バンプレストでこの一番くじのプロモーションを企画した際に、やはりここは本当の雛人形でこの四段飾りを再現したいということになり、吉德に相談に行ったとのこと。もともとバンプレストと吉德はぬいぐるみの製造で関わりがあるのだそうです。

吉德はこれまで『スター・ウォーズ』とコラボしたキャラクター節句人形などを手がけたことはあるものの、それらはファミリー層も含めて幅広く認知されているキャラクター。『艦隊これくしょん -艦これ-』はメインのファン層が異なる未知のジャンルです。そこでやはりキーになったのは提督の存在! 吉德の広報室の小林氏が実は皐月を嫁艦とする提督。『艦これ』をよく知る小林氏を担当として企画が進められることになったのです。

大きさ

最初は四段飾りを全部作りたいという方向だったものの、できるだけ雛人形を大きくしたいと考えるとさすがにそれは現実味が薄い(飾れる場所も限られる)ということで、武蔵と大和のお雛様の2体に。頭部についてもリアル頭身にするか、デフォルメにするか検討した結果、きゅんキャラ仕様に決定しました。もっともここまで大きくなるとは全くの想定外だったそうですが。

使っている身体の大きさは雛人形の十番というサイズで、大きな雛人形で使うようなものだそうです。現在は住宅事情もあって全体にコンパクトになっているそうですが、これは昔ながらの本格的な大きさのものなのです。

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艦これのための特別仕様

この雛人形、既製の身体に艦これの頭を載せました、というものではなく、このためにパーツや裂地(きれじ)を選んだ特別仕様。

雛人形には型抜きして溝を彫り込んだボディに布を貼り付ける木目込み人形というタイプもありますが、今回の雛人形は作った身体の上に衣裳を着せていく衣裳着人形。この芯となる身体も大きな頭に負けないような存在感のあるものを選んでいます。もちろん、お殿様とお姫様で体形も異なっています。

この身体の上に着せている衣裳は1枚1枚はぎ合わせて仕立てられたもの。装束の衣裳を忠実に再現して着せているのです。

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この衣裳の重ね合わせをご覧ください。お姫様の袖口も美しい! 本物の装束と同じ仕様なのです。

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そして衣裳に使っている裂地もこのために選んだもの。京都西陣の金襴で、どちらも流水紋という流れる水を表した文様入り。これは『艦これ』という海を舞台にした作品だからこその文様。お殿様はその流水紋に菊、お姫様は流水紋に桜と、日本を代表する花をあわせています。桜は大和の花でもありますしね。武蔵にはイカリマークもワンポイントで加えられています。

DSC07143そして着物の下にチラッと見えている袴にも注目。普通、お殿様の袴は白なのですが、武蔵のスカートの色に合わせて特別に赤の袴になっているのです(白く見える部分は足袋です)。

また、お殿様が手にしている笏についても普通は飾りのない木の笏なのですが、キラキラした飾りが入っています。これも女性らしい華やかなものをという心遣い。

吉德のキャッチフレーズは「人形は顔がいのち」。すべてはその顔を活かすために選ばれた衣裳なのです。

衣裳以外の飾りも特別。

DSC07196桐箪笥を模した台(引き出しは開きません)はちょうどこれにぴったりのサイズのものがなかったので、桐箪笥職人に特注したもの。ぼんぼりも手作りでとても豪華な仕様なのです。

こだわりの最終調整

この雛人形、完成した際にバンプレスト本社で取材して先日の記事にしたのですが、その前に完成した頭を持って吉德で初めて身体と合わせる際にも同行して取材させていただきました。その際の写真が下のもの。

DSC07090最終的なものとの違い、分かるでしょうか? 2人の頭の上の冠と釵子、お姫様の檜扇はとりあえず仮に載せたもの持たせたもの。実際の頭の大きさを見て、最終的なものが選ばれています。冠を結ぶヒモはこんな大きな頭で結べるものがなかったため、最終版では特別に準備したものになっています。

笏も飾りが少なくなっています。これもより華やかに、というわけで最終版では増やしています。

そしてもうひとつ大きな変更が。最終版では手がもっと大きなものに差し替えられています。普通の雛人形ではこちらの写真の手の大きさなのですが、頭を載せた結果、別のキャラクター雛人形で使用した大きめの手のほうが合うということで変更されたのです。

こういったこだわりの最終調整が加えられた上で完成したわけです。

吉德からのメッセージ

吉德からメッセージもいただいています。

[colored_box color=grey]凄いとしか言えない圧倒的な存在感の特別な商品ができたなと言う感じです。こんな大きなのこれまでないですよね(笑)。
吉德は硬いイメージがあるのですが、意外と柔軟でいろんな事をやってみようという社風があります。『スター・ウォーズ』もやっていたりしますし、節句人形だけではなくぬいぐるみなど幅広い商品もやっています。
浅草橋にある本店にはそういったさまざまな商品が並んでいます。ぜひ足を運んで見てください。ホビーファンの方が普段目にしないものが吉德にはあります。
[/colored_box]

また、小林氏からは

[colored_box color=grey]プレイをした人なら、何も言わなくても見てもらえばそのすごさが分かると思います。とにかく是非とも実物を見ていただきたいです。[/colored_box]

とのこと。

『スター・ウォーズ』の五月人形の実物も展示してあったり、幅広い商品が並んでいたり、なかなか興味深い場所です。浅草橋駅からすぐ!

とにかく実物を見ましょう!

ということで、「艦これ」開発/運営バンプレスト吉德のココだけの特別なコラボレーションで生み出された、特別な雛人形。立体は実際に実物を見ないとその魅力は伝わりにくいものなのですが、特にここまでの大きさのものは目の前にしたときの存在感は圧倒的! 展示予定を確認して、ぜひ見て下さい!! ちなみに、1月14日現在は秋葉原GIGO2階で展示中。桐箪笥や金屏風も含めたフルセットで展示されています。

※この雛人形は非売品になります。
※この雛人形に関するお問い合わせはバンプレストまでお願いします。吉德ではいっさいお答えできません。あらかじめご了承下さい。

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